南大阪~和歌山に位置する企業を訪れ、経営者との対話や伝統産業の舞台裏を見学できる特別なツアーをご用意しました。 プレミアムプランでは中小企業の経営者と直接話し、経営の秘話を聞くことができます。
2025.09.09危機からの再生——技術と挑戦が導いた復活の道。
自動車や家電製品の部品を中心に、高度なプラスチック加工技術を誇るこの企業は、長年にわたりBtoBの分野で信頼を築いてきました。しかし、国内製造業が海外生産へとシフトする激動の2000年代、事業の不安定化を経験。その危機を乗り越えるべく、自社オリジナル製品の開発に挑戦し、BtoC市場へも販路を拡大しました。さらに、海外にも自社工場を展開し、唯一無二の技術を生み出す技術開発と積極的な営業活動により、新たな取引先を獲得。今では、下請けの枠を超えた“自立したものづくり企業”として、確かな歩みを続けています。
ツアーの詳細

本プレミアムプランでは、社長から直々に、この苦境を乗り換えたノウハウを伝授します。
プラスチック加工についてだけでなく、企業が苦境を乗り越えた“ものづくりの哲学”を学べます。自社製品の開発、新技術の販路拡大など、下請けから脱却し自立した企業へと成長した過程を、社長自らが語る貴重な機会も。
技術と経営、そして人の力が融合する現場を体感できます。
・料金:57,500円(税込)
・人数:1名~20名
・時間:約120分~約150分
・内容:工場見学、社長講話
・申し込み受付:1か月前まで
ツアーを覗いてみよう!

見学ツアーの様子をご紹介します。ツアーの流れは、以下の通りです。
社長からの講演 ⇒ 工場見学
社長からの講演

まずは社長からの講演です。
※講演は会議室で実施されます。

創業から70年。この企業は、長年にわたり日本の製造業を支えてきました。1990年代、日本の製造業は黄金期を迎え、1社の大手取引先があれば経営が安定する時代でした。高品質な製品を、適正な価格で、迅速に提供する――それが「普通」であり、企業の信頼を築く礎でした。

しかし、2000年代に入り、業界全体が不況の波に飲まれます。かつての「1社依存」では、もはや生き残れない。下請け中心の業態からの脱却が急務となりました。

この企業が選んだ道は、「脱・1社依存」「脱・下請け」の戦略。そして、従来の「普通のものを、普通の価格&早さで」ではなく、独自性と付加価値を追求する新たなものづくりへの挑戦でした。

社長による特別講演では、同社が「新たなものづくり」へと踏み出した背景と、その過程で直面した課題、そして乗り越えてきた道のりが語られます。

講演のテーマは、経営改革の3つのステップ——キャッシュフローの安定化、利益率の改善、売上の向上。一見すると数字の話に思えるかもしれませんが、その実態は、現場の知恵と工夫、そして社員一人ひとりの挑戦の積み重ねです。

「なぜこの順番だったのか?」「どんな判断が、企業の未来を左右したのか?」——その答えは、講演の中でしか語られません。

社長の言葉には、70年の歴史を背負いながらも、変化を恐れず前に進む覚悟が込められています。数字だけでは見えない、企業の“人間らしさ”に触れられる時間。それが、この講演の魅力です。

ぜひ、実際に工場を訪れ、社長の声に耳を傾けてみてください。きっと、ものづくりの奥深さと、企業の本気が伝わってくるはずです。
工場見学

ここからは、企業の技術を見ていきましょう。

講演後には、工場の一部を見学いただけます。立体倉庫や成形ライン、金型保全室など、ものづくりの現場を支える設備をご案内。

特に注目は、社員が毎月提案する改善活動の掲示スペース。現場の声を可視化し、全員参加型の改善文化を育てる取り組みは、経営者にとっても大きなヒントとなるはずです。

また、BtoC向け自社製品の製造工程や、プラスチックリサイクルの取り組みもご紹介。環境配慮と技術革新を両立する現場の工夫に、企業の“本気”が垣間見えます。

最後に全員で記念撮影!
ぜひ、実際に工場を訪れ、社長の声に耳を傾けてみてください。きっと、ものづくりの奥深さが伝わってくるはずです。
海外からの視察もお気軽にお越しください。
※通訳の同行が必要です。
問い合わせ方法
1.下記フォームから、必要事項を記入し、お問合せください。
2.3営業日以内に "industrial.tourism@nankai.co.jp"からご連絡させていただきます。
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