皆さんは、モチモチのマグロを食べたことがありますか?今回は、スーパーに並ぶものとは全く違った、那智勝浦でとれる、絶品もちもちの生マグロについて、少しだけご紹介します!
2025.10.10生マグロとは?
那智勝浦町の勝浦港は、その特殊な地形から波が穏やかで水深が深く、大型の船が入港しやすい天然の良港です。
この勝浦漁港では生マグロの水揚げが日本一を誇ります。
そもそも、生マグロとはどのようなものかご存知ですか?
生マグロとは、一度も冷凍せずに港に水揚げされるマグロを指します。和歌山県の那智勝浦では、延縄漁という特殊な方法で釣られたまぐろが漁師によってすぐに1本ずつ活じめを行われ、冷水で低温保存された状態で港へ上がります。

「勝浦漁港 まぐろ競売」 写真提供:(公社)和歌山県観光連盟
マグロにストレスの少ない漁法
那智勝浦では延縄漁法(はえなわぎょほう)が行われています。
延縄漁法とは、長い縄に枝分かれの縄をたくさん付け、その先にある釣り針により釣り上げる漁法です。
1匹ずつ丁寧に釣り上げてはすぐに活け締めにするため、マグロにストレスを与えることなく、体温上昇による身焼けも少なくすませることができます。
新鮮な生マグロの魅力
冷凍したマグロと、生マグロは何が違うのでしょうか?
冷凍したマグロは細胞が壊れやすく、解凍する際に血液(ドリップ)がでてしまいそれが臭みの原因となってしまいます。
一方で、生マグロは細胞が壊れないため、もっちりとした食感で臭みがないことが特徴です。
那智勝浦町では朝早くから市場にずらりと新鮮なマグロが並び、その中でも最高品質のマグロを求める熟練の目利きが集まります。皆さんもぜひ那智勝浦のマグロを食べてみてください!

「まぐろ料理」 写真提供:(公社)和歌山県観光連盟